最小の時間で成果を最大にする (sub tittle)
グレッグ・マキューン 著
「絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである」
--「エッセンシャル思考とは「より少なく、しかしより良く」を貫く生き方だ --
この本は新刊で本屋さんに並んでいる時から気になっていた本でした。
何と言っても見た目がシンプルで好みだったのです。
でも、なぜだか当時の私は本を手にすることが出来ませんでした。
きっと、今しか理解できないことだったのかも知れないと感じています。
とても面白くてメモがすごい量になってしまいました。
その中から心に残ったいくつかを紹介させていただきます。
。76
トレードオフは痛みを伴うが、絶好のチャンスでもある。選択肢を比較検討する過程で、自分の本当の望みを明確に知ることができるからだ。
part2見極める技術
。41
エッセンシャル思考の人は多くの選択肢を検討する。あらゆる選択肢を検討した上で、重要なことにイエスという。
本気でとことんやるからこそ、最初の見極めに力を入れるのだ。
part3 捨てる技術
。43
周囲に認められたいという思いから、なんでも引き受けてしまう人は多い。だが最高の成果をあげるためには、断ることも必要だ。
「できる人は『ノー』という『これは自分の仕事ではない』と言えるのだ」
すべてをてにいれることが不可能なら、何かを捨てるしかない。
「これも捨てる」と決めなければ、誰かがあなたの大切な物を捨ててしまうだろう。
。179
「われわれに必要なのは、もっとゆっくりイエスをいい、もっと素早くノーを言うことだ」
最善の結果を得るためには、こまめに行動を振り返り、小さな編集を積み重ねたほうがいい。削除と凝縮と修正を、日々の習慣にすることだ。まるで呼吸をするように、自然に生き方を編集しよう。
。258
習慣には、もう一つ有利な点がある・一旦脳に回路が作られると、それまで思考や判断に使っていた領域が別のことに使えるようになるのだ。だから重要な仕事を無意識でこなしながら、同時に別の作業もすることも可能になる。
「習慣の力」の著者のチャールズ・デュヒックは「脳の活動はどんどん少なくなり、ほぼ停止しているような状態になります。これは実に都合が良い。なぜなら脳の活動をそっくり別のことに使えるからです。
。269
最高の力を発揮するためには、「いま、この瞬間」だけを意識しなくてはならない。
。274
問題はひとは一度に一つのことにしか「集中」できないということだ。複数のことをやるのは構わない。しかし集中の対象がどれなのかは、はっきりさせておく必要がある。エッセンシャル思考の敵はマルチタスクではなく、焦点を複数に合わせようとすること、すなわちマルチフォーカスなのだ。
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表紙と同じで、思考をシンプルにするための説明書という印象を受けました。思考の断捨離といったイメージでしょうか。伝わりますでしょうか?
トレードオフをしたり、境界線を引いたりと特にあいまいな態度を表現することが日常的な日本人にとっては、「ちょっと失礼じゃないのかな?」と戸惑いもあるような内容なのかもしれないです。
私も断り下手だったり、物事を複雑化しすぎて思考が余計に混乱してしまうことが多いので、このシンプルに集中する方法がとても魅力的に感じました。仕事だけではなく、様々なことに応用して、もっとシンプルで有効的な時間の使い方を心がけたいなと思いました。
何度も何度も読んで身につけたいなと思う学びがたくさんありました。
グレッグさん素晴らしい学びをありがとうございました。
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