弁護士の伊藤真さんのインタビューをまとめた一冊です。
◾️ 最短最速学習法
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勉強しなければいけない量が山ほどあるときこそ、チャンスなんです。なぜなら量が多いときほど勉強方法で差をつけることができるからです。
『能力✖️気力✖️方法論』
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『ソクラテスの弁明』
死後に自分の存在や意識が全て無になってしまうとしたら熟睡した夜のように快適だろうし、もしも死後の世界があったとしても、そちらで先人たちと交流できるだろうから、いずれにしても幸福である。
だから死というものは禍いではないというような話でした。要は、未知なることを恐れる必要はないということです。
未知なる問題にどう対処するのかという方法論さえ確立しておけばいいだけの話だ。
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知らない問題に対処できる力を頑張ってつければどんな問題も100パーセント解けるということに気づいたんです。
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身につけてもらいたいことは、極めて単純なんです。
未知の問題に対して、自分の価値観に基づいて、自分の頭で考えて決断する。そしてその決断した結果を事実と論理と言葉で説得をする。
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なぜそこで問題の対象となっている制度や条文というものがそもそも存在するのか、存在理由となる趣旨が極めて重要になるわけです。
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勉強するときには、まずは浅く広く全体像を見渡しておくことがすごく重要です。全体像を意識しながらそれぞれの関係に着目し勉強したほうが圧倒的に理解しやすく、応用が効くんです。
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そこから先にやらなくてはいけないことは何かというと、やはり80の正確性まできている知識を、100にすることです。そこに20のエネルギーを費やさなければ1点も取れないのに、勉強方法を知らない人は、0の知識、つまり知らなかったことを新たに学ぶのに20のエネルギーを向けてしまうんです。
そうすると、勉強のやり方というか、エネルギーの振り分けがちがうものだから、どんな勉強をしようが、一向に受からないわけです。
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お勧めしたい本の選び方ポイントとして、まず全体を把握しやすい前書きか、目次が詳しいかどうかがあります。
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本を購入したら、全体像をつかむ勉強法の一つとしておすすめしたいおが、目次をコピーするというやり方です。
要するにマップが必要だということです。常に全体を見渡すマップがあれば航海に迷わないで済む
◾️ 部品でつくるプレゼン術
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対立利益への理解をちょっと示すことで、独りよがりではない文章になるのだと思います。
例えば、プレゼンをする相手がもともと反対意見や、別の考えを持っていることがわかっていたならば、まず相手の考えに乗ってみるというのが、この『たしかに』の部分です。
いきなりその不都合性をしめすのではなくて、一旦、相手の考え、反対の考えを認めて受け止めるのです。
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企画書やプレゼン資料などでは、まずはメリット、デメリットを整理して示し、そこから具体例やデータを当てはめて実証していくといいでしょう。
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大切なのは相手の立場に共感し、『そうした不安もわかっていますよ』と示すこと。
自社製品の限界や、弱点を知っているのは、相手にとって判断する際の有益な情報になります。誠実さを示す、アピールするポイントでもあるわけです。
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『話す力=聴く力』
相手が何を答えさせたいのかを見つける能力が重要なんです。
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結局『話す』こととは、相手が求めていることに応えて説得するということです。説得とは、やはり共感できるポイントまで遡り、そこから議論を組み直すこと。つまり相手とどこで共感できるかを探ることなのです。
◾️ 確実に成果をあげる時間術
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時間は有限であることを意識する。もっと言えば、自分は必ず死ぬということを意識するといいのかもしれません。
必ずお尻を決める。つまり意識的に自分に時間の制約を課すことが大切です。
10問を何分、何時間で解くのかを意識することによって集中力も高まり、勉強の質が上がるんですね。
◾️ スランプを味方にする自己管理
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『頭の中のモヤモヤを、一旦全部紙に書き出して可視化しなさい』ということです。
なぜそう思うのか、本当にそうなのかと、自らに問いかけ、その疑問に対する答えを理論的に紙に書き出していくんです。
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解釈次第で人生も変わる
それと同じように、自分の人生なり出来事なりをどう解釈していくのかと行ったときに、やっぱり自分が幸せになれる解釈をする。人により幸せになってもらえるような解釈をする。要するに利他的で、人の役に立てるような、そういう解釈をしていくことが重要です。
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試験勉強の時に読んだ一冊です。
久しぶりに再読しました。
試験だけではなく仕事でも役立つ考え方や人生を豊かにする考え方と多岐に渡るところがあり、読み応えがある一冊です。
試験という題材を通して、物事の本質を捉え効率的に行っていくことで、どんどん時間の制約から離れ、抱えている問題を手放すことが出来き、個人がさらに自由になれる思想を提案してくださっていると感じました。
伊藤さん素晴らしい学びをありがとうございました。
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