(sub)ゼロ秒思考の仕事術
赤羽雄二
ゼロ秒思考の赤羽雄二さんの著書です。
ゼロ秒思考をまだ拝読させていただいていないので、わからないのですが、ゼロ秒思考を元にした仕事術のレクチャー本というイメージのようです。
内容は、いかに仕事を早くこなすかがポイントになっています。
仮説、全体像の把握、下準備、瞬発力などがそのポイントのようです。
私は創作料理が好きなのですが、ゼロ秒思考の仕事術はまさにそれを拡大したような段取りだと感じました。
速くこなそうとするあまりに、メンタルを追い込んでしまって十分なパフォーマンスができないという事態に備えてのメッセージもあり、赤羽さんの仕事術が垣間見れる一冊です。
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この原因はおそらく想像力や先読み力の欠如だ。あらゆる仕事はいつまでに何をすべきか、そのためにはいつまでに何を仕込んでおくべきか、どこに何をいつまでに依頼すべきか考えながら進めなければならない。
段取りが悪いと、前に進めるために必要なステップをすぐに踏むことができず、あらゆるところで街が生じて悪循環になり、後手後手になっていく。
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ツボを抑えるとは、仕事を成功させる上で最も重要なポイントを把握し、無駄を省いて効果的に進めることだ。
したがって、ツボを押さえている人は、いつも余裕があるように見える。てんぱっていることがない。落ち着いて、人ともよく話をしながら、かつ仕事自体は電光石火で進めている。
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どうやって前倒しにできるようになるか、ポイントを挙げてみる。
仕事の全体像を押さえる
無駄な仕事、不要な仕事を切る
自分でなければ出来ない仕事に集中して、それだけをまず片付ける
余裕ができ次第前倒しに取り組む
3〜6ヶ月をめどに、仕事全体の段取りを大きく変える
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どこに落とし穴があるかを確認しておく。仕事のほとんどは誰かが経験しうまくいったり失敗したりしている。そこから学べるところは全部学ぶ。
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仮説思考とは「これはこうかな」とおおよその自分の考えを持つこと、持とうとすることを言う。
「できる人」は普段からアンテナが高く、考えているので、最初から仮説を持って臨み、走りながら検証していく。
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インタビューや不具合情報の分析をベースに、最初の仮説を素早く修正する。
。86
仮説の建て方には若干慣れが必要だ。慣れだけなはなく、ある程度の業界知識なども日tっようで、それがないとかなり的外れになる。あたりをつけるため最初に業界やその課題に詳しい方を見つけて一気に知識を仕入れるようにしている。
。89
ゼロベース思考をするには、日本人以外との積極的な接触・意見交換が欠かせない。それがあれば、当たり前と思って全く疑って居なかった事が、じつは 世界的にはかなり特殊なことだったということに気づきやすい。
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毎朝・毎晩、30分だけに制限して、その間、必死になって大事なものから吸収していくという方法を勧めている。
時間を決めて対応することで情報洪水の中で溺れない方法、特に優先順位の付け方が身につく。そうなれば仕事のスピードはどんどん上がっていく。
。160
やらなければと思っていても後回し西たり、なんかと時間をかけることが狼ではないだろうか。早い人なら1時間弱でつくれる書類・資料でも、遅い人は3〜4時間かかっても中途半端なものしかできない。書類・資料作成に時間をかけすぎるのは大変もったいないので、誰でも大幅にスピードアップできるステップを紹介。
書こうと思うことを、メモ30〜50頁くらいにともかく書き出す
書いたを机に広げが、関係あるものを近づけて並べ替える(体裁は気にしない)
並べたメモを見ながら目次を作り、改めてメモを整理して書く(全体構成が浮かび上がる)
全部書き出してから、ワード・パワーポイントなどに入れ込む
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ポイントはいかに早く全体像を把握するか
メモを活用して、体裁を気にせずさっと全体像を作り、PDCAを早く回して仕上げて行く方法なら、通常の数倍のスピードで書類・資料作成ができるということだ。
ワンフレーズ☆
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「プレッシャーを感じる」というのは、だいたいにおいて少し暇というか余裕があるのだ。
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冷静な思考で情熱をもってスピーディーに仕事をしていく上で、メンタル面をケアしながらパフォーマンスを維持されている様子がとても勉強になりました。
赤羽さん、素晴らしい本をありがとうございます。
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